〜シャンパーニュと肩を並べるイタリアの泡、いよいよ TAPS に入荷予定!〜

「イタリアのシャンパーニュ」と呼ばれることもあるフランチャコルタ。ワイン好きの間では知る人ぞ知る存在ですが、プロセッコに比べるとまだ日本では馴染みが薄いかもしれません。でも一度飲んだら、その複雑さと上品な泡立ちに驚くはず。TAPSでも今後の入荷を予定しており、今回はその魅力をたっぷりご紹介します!

フランチャコルタ

フランチャコルタってどんなワイン?

フランチャコルタは、イタリア北部・ロンバルディア州のイゼオ湖南岸に広がる丘陵地帯で造られるスパークリングワインです。1995 年にイタリアのスパークリングワインとして初めて DOCG(最高格付け)を取得した、イタリアが世界に誇る高級スプマンテです。

最大の特徴は、シャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵法(メトド・クラシコ)」で造られること。タンクで二次発酵させるプロセッコとは根本的に製法が異なり、手間と時間をかけて生み出す複雑な味わいが魅力です。


シャンパーニュとの違いは?フランチャコルタの基礎知識

フランチャコルタとシャンパーニュ、どちらも「瓶内二次発酵法」で造られますが、いくつかの重要な違いがあります。

主な品種

シャンパーニュに使われる品種

  • シャルドネ:フレッシュな酸味とエレガントさを担当
  • ピノ・ネーロ(ピノ・ノワール):ボディと深みをプラス
  • ムニエ:まろやかさ、果実味を与え、アロマを華やかにする黒ぶどう

フランチャコルタに使われる品種

  • シャルドネ:フレッシュな酸味とエレガントさを担当
  • ピノ・ネーロ(ピノ・ノワール):ボディと深みをプラス
  • ピノ・ビアンコ:フランチャコルタ独自の品種。丸みとフルーティさを加える

熟成期間(ノン・ヴィンテージの場合)

  • フランチャコルタ DOCG:最低18ヵ月の瓶内熟成
  • シャンパン(NV):最低15ヵ月(うち瓶内は12ヵ月)

つまり、フランチャコルタはシャンパンよりも長い熟成期間が規定されており、品質基準の高さがうかがえます。また、イゼオ湖の影響で気候が温暖で安定しており、ヴィンテージによる品質のばらつきが少ないのも特徴です。

フランチャコルタ 熟成庫
フランチャコルタの熟成庫


産地の特徴:イゼオ湖が生み出すテロワール

フランチャコルタの畑は、海抜 250m の丘陵地に広がり、土壌は小石・砂・粘土が混じった水はけの良い構成です。イゼオ湖からの穏やかな風が気候を安定させ、昼夜の寒暖差がブドウに豊かな酸味と香りを与えます。

栽培は主に Guyot(ギュイヨ)方式で行われ、収穫は9月に手摘みで実施。丁寧な畑仕事とテロワールへの敬意が、フランチャコルタの品質を支えています。また、現在生産者の約 70% がオーガニック栽培、もしくはそれへの移行中と言われており、環境への配慮という点でも注目を集めています。

フランチャコルタ ブドウ栽培地

フランチャコルタの種類:甘辛度の違いを知ろう

フランチャコルタは残糖量によっていくつかの種類(スタイル)に分かれます。ワインリストやラベルに記載されているので、覚えておくと選びやすくなります。

  • ナチュール(Nature):残糖3g/L未満。補糖ゼロの完全辛口。ブドウ本来の味わいがダイレクトに出る
  • エクストラ・ブリュット(Extra Brut):残糖6g/L以下。きりっとした辛口でミネラル感が豊か
  • ブリュット(Brut):残糖12g/L以下。最もスタンダードなスタイル。バランスが良く飲みやすい
  • サテン(Satèn):シャルドネ主体のブリュット。泡が柔らかくクリーミーで、フランチャコルタ独自のスタイル

初めてフランチャコルタを試すなら「ブリュット」か「エクストラ・ブリュット」がおすすめ。辛口ワインに慣れてきたら「ナチュール」にも挑戦してみてください!


近日入荷予定!ランティエリ・デ・パラティコのフランチャコルタ

TAPS では、ロンバルディア州の実力派生産者「ランティエリ・デ・パラティコ(Lantieri de Paratico)」のフランチャコルタ2種の入荷を予定しています。同ワイナリーはイゼオ湖畔に位置し、西〜南西向きの恵まれた斜面で丁寧にブドウを育てています。

ランティエリファミリー
生産者 ランティエリ ファミリー

①フランチャコルタエクストラブリュットD.O.C.G. 2022

エクストラ ブリュット D.O.C.G.
フランチャコルタ エクストラ ブリュット D.O.C.G.
  • 品種:シャルドネ85%、ピノ・ネーロ15%
  • 熟成:澱と接触したまま最低24ヵ月瓶内熟成
  • アルコール度数:12.5%

どんな味わい?

濃い麦わら色に輝く黄金の反射。グラスに注ぐと、トーストしたパンや酵母、ミネラルを思わせる香ばしい香りが漂います。口に含むと、フレッシュでしっかりとした骨格があり、余韻はハチミツからバルサミコやトーストのニュアンスへと移り変わる複雑さが楽しめます。辛口ながらも厚みがあり、食事との相性も抜群です。

フランチャコルタナチュール D.O.C.G. 2022

ナチュール D.O.C.G.
フランチャコルタ ナチュール D.O.C.G.
  • 品種:シャルドネ80%、ピノ・ネーロ20%
  • 熟成:澱と接触したまま最低30ヵ月瓶内熟成
  • アルコール度数:12.5%

どんな味わい?

エレガントで濃い麦わら色に、繊細な金色の反射が輝きます。熟した柑橘類や青リンゴのフレッシュな香りに、白桃やアプリコット、白い花、ローストしたヘーゼルナッツが重なる複雑なブーケ。口の中では鮮やかなフレッシュ感と心地よいミネラルの旨みがあり、ほのかなアーモンドのニュアンスとともに長く持続する余韻で締めくくられます。補糖ゼロのナチュールならではの、ピュアでダイレクトな味わいです。


ペアリングのヒント

どちらのフランチャコルタも魚介料理との相性が抜群です。アペリティフ(食前酒)としてもそのまま楽しめますし、刺身や寿司、カルパッチョといった繊細な生魚料理とも好相性。エクストラ・ブリュットは甲殻類や魚・野菜の前菜と、ナチュールは生魚料理やシーフードパスタとの組み合わせが特におすすめです。

サービング温度の目安は8°C。フルートやチューリップ型グラスで、泡立ちと香りをゆっくり楽しんでください。


どちらを選ぶ?初中級者向け選び方ガイド

2種類のフランチャコルタ、どちらにしようか迷ったら以下を参考にしてみてください。

  • フランチャコルタ初挑戦なら エクストラ・ブリュット。バランスの良い辛口で、食事を選ばず使いやすい。フランチャコルタらしさを最初に体験するのにぴったりです。
  • より本格的な味わいを求めるなら ナチュール。30ヵ月以上の熟成による複雑さと、補糖ゼロのピュアな味わいは、ワイン中級者にも十分な満足感を与えてくれます。


フランチャコルタ、まずは一本飲んでみよう!

フランチャコルタは、シャンパーニュに引けを取らない品質を持ちながら、イタリアらしい明るさとフレッシュさを兼ね備えたスパークリングワインです。瓶内二次発酵法による複雑な味わい、イゼオ湖が育む豊かなテロワール、そして高い品質基準 —— これだけの要素が揃って、なぜまだこんなに知名度が低いのか不思議なほど。

生産者 ランティエリ

近日入荷予定のランティエリ・デ・パラティコのフランチャコルタは、しっかりとした熟成を経た実力派です。入荷のお知らせは Instagram やオンラインストアでお伝えしますので、ぜひチェックしてくださいね!

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