ネッビオーロ:ぶどうの特徴とワイン

ネッビオーロ:ぶどうの特徴とワイン

ネッビオーロは、主にピエモンテ州で栽培されている黒ぶどうの一種です。世界でもその名が知られるぶどうで、長期熟成されるワインに最も適した品種の一つと言われます。 ネッビオーロの名前の由来は 「霧」 を意味する 「ネッビア」 で、ぶどうの表皮が蝋分 (ろうふん) に覆われて霧のように見えることと、ぶどうの収穫時期が遅く、ピエモンテ州の秋の風物詩である霧の出る時期と重なることが理由であると言われています。 ネッビオーロの分布とぶどうの特徴 ネッビオーロの産地として有名なのは、ピエモンテ州の Langhe (ランゲ)、Roero...
ピエモンテ州のワイン特性

ピエモンテ州のワイン特性

ピエモンテワインの歴史 ピエモンテ地方に初めてワインをもたらしたのは、他の地方と同様、古代ギリシャ人でした。 古代ギリシャ人たちはリグリア海に面した港に寄港し、ワインの入った樽を大量に降ろすと、それらを内陸へ運びながら開拓を始め、次第にワイン造りやブドウ栽培がピエモンテ地方に根付いていきました。 すでに、ローマ帝国時代には、ピエモンテのワインとその品質は、確かな評価を得ていたようです。...